第242本目のフィルム。モノクロの風景に映る日月潭

【このフィルムについて】
フィルム:Ilford Delta 400 Professional
現像・スキャン:Li-lai Photo 2025/1/16
カメラ:Olympus O-Product 35mm f3.5

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ずっと昔、このブログは長い長い期間「情熱優先」という名前だった。社会人になりたての頃に付けた名前だ。当時の状況としては、職場に入ったばかりで、夢にまで見た職に就いていて、大志を抱いて、これから存分に腕をふるおうとしていた。ところが私には大きな問題があった。自己評価が高すぎて、仕事のやり方が頑なで、行き詰まると考え込んでしまう。そのため仕事で本当にたくさんの挫折を味わった。そこで私はブログを書くことで、当時の自分の状態を記録し始めた。書くという過程の中で、いくつかのことに考えが及んだり、いくつかのことを手放せたりして、明日また出勤する原動力を得られると気づいたからだ。

その頃から、私のブログ記事の大半は一種の日記になった。書くことで自分の心を沈めていく、この感覚がとても好きだ。私にとって、フィルム1本ごとの記事を書くことも同じ働きをしている。フィルムを撮り始める前、私の生活は断片的で細切れだった。毎日の生活に変化があると言えばあるし、ないと言えばない。いずれにせよ、書くほどのことは何もないと感じていた。

しかしフィルムを撮り始めてから変わった。私の撮り方は、何かを狙って撮りに行くのではなく、いつも持ち歩いていて、生活の中で経験するさまざまな瞬間の中から、撮れそうだと思ったら撮る、というものだからだ。たとえばバイクで大通りの信号待ちをしている場面はたくさん撮った。ただ自分がどこへ向かっているかを記録したかっただけだ。それから、息子と過ごす時間もそうだ。子どもは親を必要としなくなっていく一方なのだから、小さいうちにたくさん撮っておかなければ、記録できる機会は減っていくばかりだ。

何本か撮ってみて、自分の生活を観察するこのやり方は、私にとってなかなか便利だと気づいた。デジタルカメラやスマホでも同じことができるのでは、と思うかもしれない。私には無理だ。私は「強制的に止められる」ことがとても必要な人間だからだ。フィルムという物理的な枚数の制限がなければ、どの時点で中断して、撮った写真を振り返り、文章を書き始めればいいのかわからなくなってしまう。

そうして「那些在我身上的底片效應」(私の身に起きたフィルム効果)というテーマで書き始めた。文字通り、「私の身に起きた」フィルム効果であり、重点は「私の身に起きた」という部分にある。これは私の日記であり、私の主観的な考えであり、私個人の価値観の表れで、良いものも悪いものもすべてそこに入っている。比較的物議を醸しそうな記事の内容を削除しようかと考えたこともある。私の考えの中には確かに常識から外れたものも多いからだ。とはいえ、過去200本以上の記事を一から見直すとなると、その場に座り込むしかない。どの記事のどの写真にもキャプションが付いていて、指折り数えれば5000枚ほどになるからだ。

しかし、私は本当に過去に書いた「日記」を修正する必要があるのだろうか。書き続けながら、この問いの答えを考えていくつもりだ。

このフィルムで使ったカメラ、Olympus O-Product 35mm f3.5は、私がとても大切にしている友人が貸してくれたものだ。フィルム写真において私を最もよく理解している人だと思う。以前妻にこう言ったことがある。もし私がある日突然この世を去ったら、防湿庫の中のカメラやレンズの価値がわからなければ、あの友人に聞けばいい、と。

(この回は南投の陳さんの提供でお送りします)

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#1
この写真を撮ったときは、息子と楽しくBMXの練習をしていた。しかしこのキャプションを書いている今、BMXのせいで手首を痛めてしまい、しばらく乗れなくなっている。なんとも感慨深い。

 


#2
外出中に急にクライアントの用件を処理する必要が出たら、足を止めて、座れる場所を探して、座って、パソコンを開いて、仕事を始める。

 


#3
隣人の猫。私がしゃがむと寄ってきてくれるのに、いまだに名前を覚えられていない。私の心遣いが足りないのだ。

 


#4
Olympus O-Productは、バッグから取り出すと誰もが目を輝かせて視線を送ってくるカメラだ。相手がフィルムカメラを知らなくてもそうなる。確かに、Olympus O-Productのデザインは前にも後にも例がなく、Olympusというブランドの非主流の精神を完璧に表現している。私がこれほどOlympusというブランドを好きなのは、おそらく彼らのブランドDNAと深く関係しているのだろう。

 


#5
この日は南投に年越しに行くところで、途中のサービスエリアで何か食べた。

 


#6
南投へ向かうあの道の途中。

 


#7
Olympus O-Productのシャッタースピードは1/45から1/400、絞りの範囲はf3.5からf9だ。最も光量が少ない組み合わせ「f9、1/400」で考えると、露出オーバーのリスクは比較的高い。フィルム選びとしては、晴れた屋外なら露出オーバーへの寛容度が高いものを選ぶのがおすすめで、その方が心配せずに使える。第一候補はIlford HP5 Plus 400、HP5に飽きたならKodak T-Max 400も検討できる。この2つは露出オーバーへの対応が良い。ただし露出アンダーへの寛容度は、個人的にはHP5の方がT-Max 400より少し広いと思う。

 


#8
南投に着いたばかりで、まずは日月潭を散策する私たち。

 


#9
船に乗っているところ。

 


#10
遠くの船。

 


#11
この構図、実は前の一枚の縦位置の方が好きだ。この横位置を上げたのは、ブログ記事のカバー写真として必要だったからだ。

 


#12
このOlympus O-Productで使ったフィルムはIlford Delta 400 Professionalで、露出アンダーに比較的強く、露出オーバーがむしろ弱点のフィルムだ。

 


#13
私と息子。この一枚は妻に撮ってもらった。コンパクトカメラの価値はまさにここにある。オートフォーカスだ。

 


#14
船を降りた後、カヤックを漕ぎに行った。これは漕ぎ終えた直後の写真。なかなか楽しかった。

 


#15
カヤックを漕ぎ終えた後の話だが、パドルの構造上、一漕ぎするたびに水滴がパドルを伝って体に落ちてくる。おかげで一周する間に、私と息子のズボンも靴下も靴もほぼずぶ濡れになり、危うく低体温症になるところだった。極寒だった。漕ぐ前にチケット売り場の人が一言注意してくれれば、体験全体がもっと良かったはずだ。とはいえ、それを言ったら誰も漕がなくなってしまうかもしれない。着替えを持たずに出かけている状況で、自分の服を濡らしたい人などいないのだから。

 


#16
引き続き船で日月潭を移動する。これから日月潭を離れて、南投の埔里にある民宿へ向かうところだ。

 


#17
今回の年越しの民宿はとても素晴らしかったが、控えめにしておきたい。今後さらに予約が取りにくくなるのが怖いからだ。これは私たちの部屋。建築も空間デザインも全体的に非常に見事だった。

 


#18
民宿内の廊下。遠くには南投の名物、ビンロウの木が見える。

 


#19
年越しの翌日、朝食を作っている民宿のご主人。非常に見事な腕前だ。

 


#20
こちらの奥様。

 


#21
この日は水里蛇窯を見学に行き、その場で面白い陶芸作品も作った。

 


#22
近くの小さな農場。

 


#23
それぞれの家庭の子どもたち。

 


#24
山に囲まれた埔里。

 


#25
埔里の横浜ラーメン。彼らの電飾看板のイラストにとても興味を惹かれた。

 


#26
そこでわざわざクローズアップを一枚撮った。

 


#27
ずっと考えていることがある。もしマニュアルバイクに乗るとしたら、後部座席にチャイルドシートを付けるべきだろうか。

 


#28
妻の仕事が終わるのを待っているときの視点。

 


#29
天気の良いある週末の午前中、息子と内湖にBMXをしに行った。

 


#30
プロテクターはできるだけ着ける。転倒が怖くなくなる。

 


#31
右が息子、左が息子の同級生。二人が一緒に写った珍しい一枚だ。卒業した後も連絡を取り合うのだろうか。

 


#32
内湖のビルの駐車場からの視点。

 


#33
がらんとした駐車場だったので、この機会に愛車を一枚撮った。愛車と言うのは、情が湧いていて、簡単には買い替えられないからだ。このときの私はあまり理性的ではない。この車とはあまりに多くのことを経験してきた。年に何度か、一人で台北から彰化以北のどこかまで車で往復する機会がある。そのたびに車の中で、普段は思い出さないことを思い出す。ある時、一人で運転していて、亡くなった父のことを突然思い出し、涙が止まらなくなったことがあった。

 


#34
夕暮れどき、空に浮かぶ月。

 


#35
仕事から帰宅すると、息子が一人でおもちゃで遊んでいた。彼が組み立てたものを見て、「また大きくなったな」と思った。

 


#36
「招き猫」の愛称を持つOlympus O-Product 35mm f3.5。その独特な外付けフラッシュのデザインが、招き猫の上げた小さな手に似ていることから付いた名前だ。残念ながら私はまだフラッシュを使った構図の技術を身につけていないので、いつも出番がない。これが招き猫フラッシュで撮った唯一の一枚だ。

改めて南投の陳さん、この回のご提供ありがとうございました。以上、Olympus O-Product 35mm f3.5とIlford Delta 400 Professionalの1本でした。ご覧いただきありがとうございました。

徐仲威

拍底片的網頁設計工作者(工作室:xuzhongwei.tw

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