第259本目のフィルム

フィルム:Ilford Delta 100 Professional
現像・スキャン:Li-lai Photo 2025/5/30
カメラ:Ricoh R1S 30mm f3.5

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休止宣言をしてから、ようやく本来の執筆計画に頭を向けられるようになった。本を書くことはずっと遠い目標だった。私の基準が一般的ではないからだ。

本を読むのは好きで、枕元にはいつも1冊置いている。不眠対策に、最近は行動心理学の本を読んでいる。前回は1984年初版の『影響力』、今は同じ著者による2016年の『PRE-SUASION』を読んでいる。どちらも素晴らしい本だが、台湾版の書名翻訳を読んでいると少し恥ずかしくなる。私は名声や利益を追い求めるタイプではなく、仕事で成功を拡大するより自分の専門性を高めたいし、やるべきことをさっさと片づけて、穏やかな生活を取り戻したいと思っている。

本について、アイデアはたくさんある。今のところ一番気に入っているのは、最初の100本のフィルムだけを選び、各フィルムから1枚だけ写真を選ぶ方法だ。その100枚を時系列の軸として、自分の人生で起きた100の小さな出来事や考え方を書いていく。

なぜ100話なのか。本の印刷にはコストがかかる。写真1枚1ページ、文章最低1ページとすると、最低でも200ページになる。話によっては2ページ書くこともあるだろうから、最終的には250ページ前後に収まると予想している。本作りに経験はないが、ページ数はある程度コントロールしなければ、印刷コストが高くなり、定価に反映され、売上にも影響する。

100話にするもう一つの理由は、第1集がうまくいけば、第101〜200本目のフィルムで第2集が作れる。それ以降も同様に続けられる……

どうやら私は生涯、写真から離れられそうにない。

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このフィルムはRicoh R1s 30mm f3.5で初めて黒白写真を撮影した1本で、結果はかなり印象的だった。しかもIlford Delta 100 Professionalを使った。私にとっては珍しい試みで、普段はDelta 400を使っているからだ。

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#1
フィルム写真において最も驚かされるのは、極薄・極小のボディで、現代のデジタルレンズには出せない質感の画が撮れることだ。Ricoh R1sは本当に薄い。私が使った中で最もボディが小さく、機能が充実していて、しかも一番安いカメラだ。その薄さは30mm f3.5というレンズの選択と大きく関係していると思う。もし35mmレンズだったら、これほど小さくはならなかっただろう。この写真は、ある朝堤防でジョギングしているときに通りかかった大きな木で、国泰世華銀行のロゴに似ている。

 


#2
Ricoh R1s 30mm f3.5が優れている理由は最短撮影距離35cmだけではない。ファインダーも独特で、フォーカスポイントが「左・中・右」のどこにあるかを表示してくれる。精確なフォーカスが必要なときに非常に役立つ。一般的なコンパクトカメラは中央1点だけなのに比べると大きな違いだ。この写真はジョギング中の視点で、アスファルトの道を走りながら撮った。中央にフォーカスを合わせたときの前景(画面下部)のボケ変化がわかる。個人的には、Ricoh R1sの広角レンズはボケが得意ではないと思う。背景に層のあるボケを求めるなら、35mm以上の単焦点レンズを搭載したコンパクトカメラをおすすめする。

 


#3
この日は金曜日の夜。4時過ぎに早退して、内湖の高昇に修理済みカメラを受け取りに行った。ところが帰宅ラッシュの内湖の交通渋滞がひどくて、板橋から往復バイクで3時間もかかってしまった。

 


#4
そのうちこの木の写真集を作れるかもしれない。

 


#5
走り終えて体重計に乗ったら71.5kg。ただし、これはもう1ヶ月以上前の数字だ。この記事を書いているのは2025年7月2日。

 


#6
人生でいくつか魔法のような瞬間をスクリーン越しに目撃したことがある。現場ではなく、画面越しで。一つは台湾野球が日本に勝ったこと、もう一つは蕭敬騰(ジェイソン・シャオ)が「新不了情」を歌った瞬間(楊宗緯に向けて)。あのときは本当に鳥肌が立った。大学の寮で仲間と1つの画面を囲んで見ていて、「この人は誰だ?どうしてこんなに歌がうまいんだ!」と思ったのを覚えている。

 


#7
フィルムを現像後にネガが手元に残らないことがどうしても受け入れられないので、ポジ現像(E-6)のときだけIlford Taiwan Labに持ち込んでいる。フィルムを返してほしいということについて、「生きていれば会えるし、死んでも遺体を見たい」という言葉が頭に浮かぶが、さすがに言い過ぎかもしれない。思い入れが強すぎるのだろう。

 


#8
Ricoh R1s 30mm f3.5広角レンズには珍しい層の出た1枚。技術的には意図的に前景を入れてボケの変化を作り出した。36歳でフィルムを始めてから、またバスに乗るようになった。以前はバスは不便だと思っていたが、今はバスに乗ると写真が撮れるし、さまざまな光と影の変化があると気づいた。

 


#9
Ilford Taiwan Labを出て、バスを降り、クライアントのところへ歩いて向かっている。

 


#10
この夜、WordPressの小規模な集まりに参加してきた。帰り道、夜9時半の台北市街の街灯だ。

 


#11
1日が終わり、地下鉄に乗って帰宅するところ。

 


#12
夜になると車が減り、静かな街並みが撮れる。フィルムのハレーションが美しい。フィルムの美しさはある種の普遍性を持っていると思う。みんなが「映画のような雰囲気」を求めるのは、それがフィルムの質感そのものだからだ。「映画(Film)」と「フィルム(Film)」は同じ言葉だし。

 


#13
台湾のフィルム現像価格は比較的安い。大体フィルム代の半額くらいで、フィルムが400元なら現像は200元、合計600元、フィルム単価の1.5倍という計算だ。でもアメリカだと現像が高くて、フィルムが400元でも現像に800元かかる。合計1200元で、フィルム単価の3倍になる。正直、台湾の現像店はそろそろ一緒に値上げしてもいいと思っている。

 


#14
この日、息子が通う予定の小学校に制服のサイズを測りに連れて行った。大雨だったが、息子は好奇心旺盛で、雨合羽を着て校庭を歩き回っていた。

 


#15
最近、息子の部屋を整えた。

 


#16
18歳のときは古い車がダサいと思っていた。38歳の今は、古い車がかっこいいと思っている。

 


#17
日曜日の高速道路は雨。この日は台中にBMXのレッスンに日帰りで行った。

 


#18
台北MRT中山駅の夕暮れ時。

 


#19
台北101付近で用事があり、ついでにRicoh R1s 30mm f3.5の解像力テストをしてみた。

 


#20
Ricoh R1sには絞り優先はなく、すべてオート。晴天下ではカメラの絞りはそれほど開かないはずだが、自撮りでも主題と背景をしっかり分離できた。f3.5でも十分だ。

 


#21
こちらもRicoh R1sの解像力テスト。重量わずか145グラムのカメラとは思えない。

 


#22
息子の部屋に入居して数日が経ち、変化が起き始めた。

 


#23
BMXを練習していた日々の記録。右肩が早く治ることを願って!

 

以上、Ricoh R1S 30mm f3.5とIlford Delta 100 Professionalの1本でした。ご覧いただきありがとうございました。

徐仲威

拍底片的網頁設計工作者(工作室:xuzhongwei.tw

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