第282本目のフィルム

カメラ:Pentax PC35AF 35mm f2.8
フィルム:Kentmere 100 モノクロフィルム
現像・スキャン:Li-lai Photo 2025/8/26

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この半年、自分の調子がいいときほど、ブログが書けないということに気づいた。

こんな感覚は人生で初めてだ。もしかしたら、これまでずっとタフな状況を生き抜いてきたからかもしれない。ブログが書けない状態には二種類ある。一つは生活が枯渇していて書けない状態、もう一つは生活が充実しすぎて時間が取れない状態だ。今の自分は後者だ。

息子は今7歳、小学1年生になった。これは彼にとっても自分にとっても大きな転換点だ。息子にとっては、一人で登下校するところから始まる自立の第一歩。自分にとっては、息子の写真を自由に撮ってSNSやネットにアップできなくなるということだ。考えてみてほしい。もし自分の親が毎日自分の写真を撮って、美醜を問わず、自分の同意なしにLINEのグループに送り続けたとしたら、どれほど嫌な気持ちになるだろうか。

そういうことだ。息子を「子ども」としてではなく、一人の「人間」として扱わなければならない。多くの人が子どもの写真を平気でネットにアップするのは、子どもがまだネットを使えず、自分のSNSアカウントを持っていないからだ。子どもにとってその写真は存在しないも同然かもしれない。でも、存在しない写真だからといって、子どもに何の影響も与えないとは限らない。

カメラを持つ人間として、自分の撮った写真が他人の迷惑にならないよう、バランスを取ることが必要だと思っている。

この記事は2025年8月にPentax PC35AF 35mm f2.8とKentmere 100モノクロフィルムで撮影した写真だ。いろいろと試し撮りをして、厳選した結果、最終的に10枚だけアップした。

Pentax PC35AF 35mm f2.8の最大の特徴は、「手動巻き上げ・オートフォーカス・スライドカバー・最短撮影距離0.7m・f2.8大口径・内蔵フラッシュ」の六つを一体化させた点だ。つまり、シネマフィルムを安心して使えて、ほとんどの撮影シーンに対応できるということを意味する。この仕様はフィルムカメラ市場において前例がなく、後にも続かなかった。

Pentax PC35AFの作りは新旧の時代が融合した産物だ。Olympus C-AF 38mm f2.8の時代のような、初期のコンパクトカメラに多用されていた金属素材のしっかりとした手触りを持ちながら、後期の軽量化のため全面的にプラスチックを採用した安っぽさはまだない。

注目すべきは、Pentax PC35AFの発表は1982年で、同時期のデザインとして1984年発表のPentax 645中判カメラがある。あの時代のPentaxのロゴとデザインがとても好きだ。クリーンで洗練されていて、未来的な技術感もある。Pentaxは1978年にPentax Auto 110を発売し、1982年にPentax Auto 110 Superを発売した。あの時代のPentaxは「120・135・110」の大・中・小すべてのフォーマットをカバーしていた。まさに輝かしい時代だった。

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#1
Pentax PC35AFは手動巻き上げのカメラなので、一般的な手動巻き上げの一眼レフと同じように、フィルムを装填してからカウンターが「1」になる前に数枚撮れる。このフィルムでは合計38枚の写真が撮れた。最初の数枚はリーダー部分なので正式な撮影には使いたくなかった。この写真はその試し撮りの一枚で、ガラスの水槽に向けてフォーカスをテストしてみた。結果は当然ながらガラスにはピントが合わず、ぼんやりとした画になった。ガラスは本当に多くのコンパクトカメラの弱点だ。

 


#2
右肩の肩鎖関節を傷めてから初めてのランニングの日。ついでにカメラのテストも。

 


#3
この時期は仕事の関係で台北101によく行っていた。板橋から往復すると2時間かかる。でも仕方ない。自分の性格上、クライアントのために動けることは素早く動いてしまう。

 


#4
台風の影響で空が格別に表情豊かになっていた。晴天よりも、台風が来る前のほうが空を撮る価値があると思っている。この日はちょうど外食(碗糕)を買いに出かけるところだった。

 


#5
台北市の市民大道を車で通るのはいつも午後5時頃だ。この時間帯の斜光はたいてい美しい。高架道路から遠くを撮るには、渋滞しているときを狙うしかない。ただ、遠くを撮るなら中望遠レンズが最適なのに、毎回持ってきていない。

 


#6
肩鎖関節を傷めてから2回目のランニング。

 


#7
多くの人はランニング中に自分の走る映像を撮って、リアルタイムで友達にシェアする。自分もそうしたいけど、できない。フィルムを使っているから。

 


#8
この日は息子と台北市立美術館へ展覧会を見に行った。展示の一角が全部白いレゴで作られていて、しかも来場者が自由に参加して創作できるという、素晴らしい作品だった。

 


#9
台北市立美術館に来るたびに、いつかゆっくり一人で来たいと思う。でも、そう思うだけで、なかなか実行できていない。

 


#10
街の記号が交通標識なら、街の幾何学模様は横断歩道と影だ。

 


#11
写真を撮り始めてから気づいた。直角だと思っていたものが、実は直角ではないことが生活の中にいかに多いか。

 


#12
少しピントが甘いクローズアップ。アルミ缶の反射が影響しているのかもしれない。

 


#13
嵐の前の静けさ。

 


#14
台北MRTの赤いラインは、自分にとって高校時代の記憶だ。

 


#15
2025年8月16日土曜日、この日のランニングをちょうど記録していた。

 


#16
自分のランニングコースでよく見る景色の一つ。

 


#17
導流帯の幾何学。

 


#18
誰でも一生に一度は交通事故に遭うと思っている。早いか遅いかの違いだけで。父親としてそう考えると、つい心配になってしまう。

 


#19
息子がまだ小さかった頃、自転車に乗せてここまで来たことがある。当時この道路は工事中で、一緒にショベルカーを見た。

 


#20
写真を撮り始めた頃は、道路を撮るとき車が一台もいないタイミングを待っていた。今は逆で、何かが通り過ぎる瞬間を待つようになった。その方が多くの情報を伝えられるから。この写真の自転車がそうだ。自転車の影が朝であることを示し、自転車道であることを示し、道幅と進行方向まで伝えてくれる。

 


#21
眩しい陽光。

 


#22
無限遠にフォーカスして小絞りで撮ったときのPentax PC35AF 35mm f2.8の描写。非常に繊細で、特に水面の波紋の表現が素晴らしい。

 


#23
ここは自分が小学生の頃、一面の草むらだった場所だ。

 


#24
このスローガンで大事なのは「障害のない方本人は」使用しないでください、という部分であって、「使用しないでください」だけではないと思っている。

 


#25
亭仔脚(騎楼)は台湾独特の建築様式なのだろうか?

以上、Pentax PC35AF 35mm f2.8とKentmere 100モノクロフィルムの1本でした。ご覧いただきありがとうございました。

徐仲威

拍底片的網頁設計工作者(工作室:xuzhongwei.tw

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