フィルム:米国版Fujifilm 400(鉛バッグに入れて空港のX線検査を通過)
現像・スキャン:DEP Lab 2025/8/5
カメラ:Minolta AF-C 35mm f2.8
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アメリカから帰ってきていろいろあったのだが、悪いことではないので心配しないでほしい。
主に仕事が忙しくなったというだけだ。父親になってから、これほど仕事に没頭できる充実感を感じたのは初めてだ。ほぼ在宅で仕事をしているので、家がそのままスタジオになっている。防湿庫に収まりきらないカメラたちをよく取り出して遊んでいる。今は3つの防湿庫に機材が溢れていて、使っていないものを全部売ってしまいたい気持ちもある。でも今の「仕事に没頭できる状態」があまりにも大切で、それを乱したくない。以前、特にフィルムカメラを始めた最初の1〜2年は、仕事中によくカメラの情報を調べたり、機材の写真を撮ったり、1台売っては次を買ったりしていた。
あるとき、見知らぬ人とネット上でフィルム写真について議論することに嫌気がさして、フィルム写真に関するすべてのSNSアカウントと投稿を削除した。改めて自分を見つめ直したとき、仕事の成果こそが自分にとって一番大切だと気づいた。フィルムのような主観的なものは、自分が好きならそれでいい。他の人と議論する必要も、認めてもらおうとする必要もない。
それからは、本当に真剣に仕事に取り組むようになった。以前は眠れないとき、まずブログを書いたりフィルム日記を書いたりしていた。今も眠れないときにブログを書くことはあるけれど、もう一度眠り直してみることも半分くらいある。しっかり寝て、夜明けに朝ランへ。それでも眠れなければ、少し仕事をしてもいい。以前は、眠れない一人の時間に仕事をするのは悲壮すぎると思っていた。でも今は考え方が変わった。自分がやりたいことをやればいい。
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このフィルムは、2025年7月にシカゴで「フィールド自然史博物館」(Field Museum)を家族で訪れたときの記録だ。1893年創設のこの博物館は、すでに100年以上の歴史を持つ。台湾にいる自分にはなかなか想像しにくいことだ。1893年は清の光緒19年で、翌1894年には日清戦争が起きた。中国が混乱していたあの時代に、西洋諸国はすでに着実に進歩していた。街灯すらなかった頃に、知識の伝播こそが重要だという考えのもと、博物館が生まれていたのだ。
私にとって、フィールド博物館は間違いなく一番好きな博物館だ。またシカゴを訪れる機会があれば、必ずもう一度行きたい。展示エリアがあまりにも広くて、あの日は半分も見られなかったかもしれない。じっくり全部回るとしたら、3日はかかりそうだ。
フィールド博物館、強くおすすめする。
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#1
シカゴ滞在中はずっと兄の家に泊まっていた。兄には本当に感謝している。家族全員をよく面倒を見てくれた。

#2
まるで戦艦の指揮台のようなキッチンカウンター。引き出しを開けるとゴミ箱になっていて、排水口に生ゴミを入れると直接粉砕してくれる。台湾の昔ながらのアパートに住んでいる自分には、どれも初めての体験だった。

#3
今日のメインイベント、フィールド博物館(Field Museum)。創設者の名前が「フィールド」なのは当然だと思ったが、実際には主要出資者であるマーシャル・フィールド氏(Marshall Field)の名前から来ている。彼は創設者ではないが、その資金援助がなければフィールド博物館は生まれなかった。

#4
シカゴ滞在中、交通標識をたくさん撮った。あの目を引くデザインからなかなか視線が離せなくて、一種の「忠実な記録」だと思っている。

#5
フィールド博物館のエントランスホールに入ると、大きな化石標本がいくつも目に飛び込んでくる。広くて天井の高いホールに展示された化石は、人間の小ささ、歴史の短さ、そして自然への畏敬の念を改めて感じさせてくれる。

#6
多くの家族にとって、一番使いやすいカメラはスマートフォンだ。でも私は大切な家族の場面をフィルムで撮り続けることをやめられない。フィルムで撮った画像と瞬間は、なぜかいつまで見ていても飽きない。

#7
実在していたメガロドン(巨大ザメ)。最初はホラーSF映画のフィクションだと思っていた。

#8
三葉虫の化石標本がものすごくたくさんあって、本当に目から鱗だった。三葉虫にこれほど多くの種類があるとは。

#9
どの国の博物館でも、恐竜エリアでは子どもたちの歓声が絶えない。これは世界共通だと思う。自分が子どもの頃、頭の中がいつも空想でいっぱいだったことを思い出した。あの頃、誰も「それは非現実的だ」と言わなかったことに、今でも感謝している。おかげで豊かな子ども時代を過ごせた。

#10
Minolta AF-C 35mm f2.8の欠点は、安全シャッタースピードモードがないことだ。内蔵フラッシュがないので、フラッシュを塞いで安全シャッタースピードで撮るという方法が使えない。この写真は、フィールド博物館の目玉展示である「スー(Sue)」というT-Rexの頭骨と息子が記念撮影したものだ。

#11
世界中の子どもは同じだ。恐竜の化石と記念撮影するこの光景は、台湾の国立台中科学博物館でもよく見かける。

#12
シカゴの外食は本当に高い。特に観光地では、サラダ1枚が台湾元換算で400〜500元、サンドイッチ1つが300元以上する。

#13
海外で見知らぬ人の写真を撮るときに一番安全な方法は、フレームの中に知り合いを入れることだ。そうすることで、他の人が不快に感じるリスクを減らせる。

#15
フィールド博物館全体が、歴史ある古い建物だ。その中に身を置くと、人類の知識と文明の進歩がいかに尊いものかを実感できる。写真は天井の高い吹き抜けに吊るされた翼竜で、2階へ向かう際に近くで観察できる。

#16
旅行カメラとして、Minolta AF-C 35mm f2.8はまさにうってつけだ。軽くてコンパクトで、セルフタイマーもついている。唯一の欠点は安全シャッタースピードモードがないことだけだ。

#17
「EXIT」の文字をじっと見ていると、「E」と「X」の間が広すぎる気がしてくる。「E」「X」「I」の3文字の下部の余白が数学的に等しいように見えるが、実際には「E」と「X」の間を少し詰めることで、「X」と「I」の間が視覚的に等しく見えるようになる。デザインの実務ではこういった錯視を常に調整していて、数学的には不均等でも視覚的には均等に見えるように、人の手で整える必要がある。

#18
台湾の横断歩道の標識は、紳士帽をかぶった男性が道を渡っているデザインだ。これをアメリカで使ったら問題になるだろう。なぜ外を歩いて道を渡るのが男性なのか、「男は外、女は家」という固定観念を暗示しているのではないか、と。アメリカの横断歩道標識が性別のないシルエットを採用しているのは、議論を生まないための最善の方法だと思う。

#20
シカゴも電柱や電線がほとんどないような気がする。だから街の写真がどこを撮ってもすっきりと映える。

#21
家に帰ると、母がその日の夕食を準備していた。毎回大がかりだ。

#22
シカゴではずっとソファーベッドで寝ていた。体重の関係でいびきをかくので、家族と離れて寝る必要があったからだ。

#24
左が妻、右が母。こういう日常の断片をフィルムで撮った画像が一番好きだ。切り取られた感が本当にいい。

#25
アメリカの大同電鍋(炊飯器)、なんとなく質感が少し上な気がする。
以上、Minolta AF-C 35mm f2.8と米国版Fujifilm 400の1本でした。DEP Labの現像・スキャンに感謝します。ご覧いただきありがとうございました。








