第268本目のフィルム

フィルム:米国版Fujifilm 400(鉛バッグに入れて空港のX線検査を通過)
現像・スキャン:DEP Lab 2025/8/5
カメラ:Konica Big mini HG BM-300 35mm f3.5

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海外旅行の前になると、いつも同じ悩みに直面する。旅の期間中、どのカメラとどのフィルムを持っていくかということだ。

初めてフィルムを持って海外に行ったのは2023年の日本・名古屋だった。そのときは節約のため、安い分装フィルムをたくさん買って持っていった。種類はKodak Vision3 500T/5219のRemjet除去シネマフィルムばかりで、高感度の組み合わせならどんな場面でも使いやすいと思っていた。

ところが、写真を整理するときにかえって困ってしまった。似たような写真ばかりで、タイムラインにフィルム番号を振りながら仕分けするたびに何度も確認が必要だった。

そこで2024年の春に東京へ飛んだときは、1種類のフィルムは1本だけ持つように変えた。すべてのフィルムが重複しないように。この方法は最高だった。旅を終えて写真を整理したとき、どの写真も面白みが増して、それぞれの「代替不可能性」がずっと強く感じられた。

2024年夏の熊本旅行でも「重複しないフィルム」を持参した。過程は楽しかったが、あのときは面倒を省こうとして鉛バッグを使わず、手荷物検査も要求せず、そのままX線機にフィルムを通してしまった。結果、フィルムの状態が良くなかった。X線の縞模様が出たわけではないが、写真のコントラストが落ちて、粒子が粗くなった。しかも今まで使ったことのないカメラをたくさん持っていったので、カメラの状態も不明で、全体的に散々だった。

X線を通しても大丈夫だと聞いた人の話を鵜呑みにしてしまったのだが、後から聞いたら、その人も誰かから聞いた話だったらしい。笑えない。

今回のシカゴ旅行で使ったフィルムはあまり変化がなく、8割がKodak UltraMax 400と米国版Fujifilm 400で、残りはKodak Vision3 200T/5213(Remjet除去)2本、Lomography LomoChrome Turquoise 100-400の1本、米国版Fujifilm 200の1本という構成だった。

この組み合わせで撮った写真を振り返ったとき、少し目が疲れた。ただ、現像に出す前からこうなりそうだとわかっていたので、撮り終えたフィルムを樹林のDEP Labと新荘のLi-lai Photoに分けて出した。同じフィルムで2つのラボの処理スタイルの違いを比較するためでもある。

簡単に言うと、自分が撮った写真に問題がないか、厳しい目で確認したいならDEP Labへ。露出不足や露出過多、コントラストの調整といった技術的な補正をより多くしてほしいなら、Li-lai Photoへ。

この経験を経て、次に海外へ行くとき(もし機会があれば)は、やはり重複しないフィルムを持っていく方がいいと決めた。

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#1
今回のシカゴ旅行の大きな目玉は地下鉄(あるいは電車、メトロと呼んでもいい)に乗ることだった。なぜかわからないが、各国の公共交通機関に乗ることがどうしてもしたくて、そうすることで現地の生活に少し近づけるような気がするのだ。一般的なツアーはたいてい観光バスに乗るが、個人旅行者としては現地ならではの体験を大切にしたい。

 


#2
宿泊先から2駅乗ってシカゴ市内中心部へ。目的は地元のフィルムカメラ店を訪ねること。地下鉄を出てすぐに見えた街並みだ。シカゴは本当に魅力的な街で、都市に対する固定観念を完全に覆された。以前は「都市」や「市内」と聞けば、高度に近代化されたイメージしかなかったが、シカゴは全然違う。歴史のあるものがたくさんあって、古びているとか老朽化しているとは感じない。むしろ、それが過ごしてきた輝かしい時代を想像させる。言葉ではなかなか説明しきれない感覚だ。

 


#3
看板を見るだけでただ者ではない雰囲気のレストラン。この記事を書きながら調べてみて初めて知ったのだが、ここは1898年創業の老舗レストラン「The Berghoff」で、映画「ダークナイト」の撮影場所にもなったそうだ。しかもメニューを見ると、特別高いわけでもなく、1品400〜800台湾元ほどとかなりリーズナブルだ。

 


#4
今日のメインイベント、1899年創業のCentral Camera(セントラルカメラ)。あの看板だけで歴史を感じる。このカメラ店を先に知って、後からヴィヴィアン・マイヤーもここCentral Cameraで写真を現像していたと知った。

 


#5
Central Cameraの中を一周して出てきたが、何も買わなかった。何を買えばいいかわからなかったのだ。正確には、あまり商品がなくて何を買えばいいかわからなかった。ただ、フィルムの種類は比較的豊富だった。

 


#6
同じ高架鉄道システムでも、シカゴの地下鉄の歴史は1892年まで遡る。台北の文湖線は1996年開通だ。100年以上前にこんなものがあったとは本当に驚く。1892年といえば清の光緒18年、西太后が執政していた時代だ。

 


#7
台湾と同じく、シカゴの地下鉄もカーブでは速度を落とす。乗った車両は前後の座席の間隔がかなり狭くて、後ろの見知らぬ人が首を絞めようと思えば簡単にできそうな距離だ。

 


#8
シカゴの地下鉄に乗ったのはラッシュアワー以外の時間帯だったので、自転車を持ち込んでいる人を時々見かけた。しかもスポーツ用ではなく、通勤用の自転車だった。

 


#9
以前、仕事の関係で電気工事の安全講習を受けたことがあり、講師が特に教えてくれたのは、高圧電流は触れなくても近づきすぎるだけで感電する可能性があるということだ。「アーク放電」と呼ばれる現象で、電圧が十分に高くなると周囲の空気が絶縁破壊を起こして導電状態になり、数十センチから数メートル離れた場所でも危険になる。だから「高圧電、近づくな」の標識は、本当に最も危険な存在だ。

 


#10
Central Cameraからの帰りに電車を乗り間違えてしまった。幸いシカゴの地下鉄の路線は複雑ではなく、正しい電車を待ちながらこの駅にいた。ラッシュアワーでない時間帯でも、市内中心部に近いシカゴの地下鉄は乗客が多く、人が多いと少し安心する。以前、日本の名古屋で撮影を止められた経験があってから、見知らぬ人をフレームに入れることは失礼なことだと思うようになった。できる限り避けるようにしていて、撮りたい場所に人がいたら、その人が立ち去るか、背を向けるまで待ってからシャッターを切るようにしている。だからこの駅は実は人が多かったが、誰も写っていない。

 


#11
美しい車両。ステンレスの金属素地で、DeLorean DMC-12やTesla Cybertruckみたいだ。でも実はこの写真で撮りたかったのは、あの小さな「銃器持ち込み禁止」の標識だ。

 


#12
治安維持のため、シカゴの地下鉄の車両内には「緊急時の対応方法」が掲示されていることが多い。シカゴの地下鉄の車両は各車両が独立していて、緊急時以外は隣の車両に移動できない。車両をまたぐ動作は、まるでアクション映画のシーンのように屋根に登るか、線路に落ちるかという話で、だから非常時以外は車両ドアを開けることは禁止されている。

 


#13
ここに車両ドアがある。開けると隣の車両に通じるが、緊急時以外は開けてはいけない。

 


#14
シカゴの地下鉄の車両は幅がかなり狭い。格闘シーンを想像するなら、両側の手すりを両手でつかんで体を浮かせ、相手を蹴り飛ばして逃げる、あるいは素手の格闘で相手の頭を柱に打ちつけて気絶させるような(考えすぎ!)

 


#15
地下鉄を降りて出口を探していたら、シカゴの地下鉄の出口は改札を通らずそのまま回転扉で出られることがわかった。「Out」という表示が「Exit」と使い分けられているのを初めて見た。調べてみると、「Exit」は安全避難経路に使われるもので、「Out」は動線の誘導を意味するもの。中国語で見るとどちらも「出口」に近い意味だが、英語での使い方は違う。言葉というのは奥が深い。

 


#16
シカゴでは「Only」という交通標識をよく見かける。この標識は自転車専用を意味する。道路に左矢印+「Only」と書かれていれば、その車線は左折専用だ。台湾では漢字の筆画が多いため、左折矢印と二重白線の組み合わせで表現されることが多い。書き方はどちらにしても、台湾で運転しているとレーンチェンジのタイミングを逃して詰まってしまうことがよくあるが、シカゴや以前の熊本では全くそういうことがなかった。

 


#17
歴史のありそうな古い教会。

 


#18
今はシカゴ大学のキャンパスショップにいる。

 


#19
息子がポケモン図鑑を買いたいと言うので、お金を渡して自分でレジに行かせてみた。最終的にちゃんと買えた。

 


#20
シカゴ大学の図書館。外観がまるで芸術作品で、どうやって建てたのだろうと思う。

 

以上、Konica Big mini HG BM-300 35mm f3.5と米国版Fujifilm 400の1本でした。ご覧いただきありがとうございました。

徐仲威

拍底片的網頁設計工作者(工作室:xuzhongwei.tw

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